2013/11/27 :: 衝撃のラスト
最近読んだ本のレビューでもつらつら書こうかと思ってたんだけど、
子供のために借りてきた本があまりに衝撃的だったので、先にコレを紹介
!!$img1!!
今江 祥智 / 太田 大八 (イラスト)
☆ストーリー☆
新しい家に引っ越してきた一(はじめ)は新しい家が好きになれない。
新しい学校もなんだかなじめそうもない。
そこで、中庭に生えているシダを大切に育てると、きょうりゅうが
来てくれるかもしれないと、お父さんに提案され、一はシダを
大切に育てることに。
学校でも、恐竜がうちにやってくると豪語し、必死で育てる一。
そんなある朝早く、一が中庭を覗くと……。
まあここまでで物語の8割は終わってるわけなんですが、
続きは探して読んでねというのもむずがゆいでしょうから
以下ネタバレ
(読みたくない方は飛ばしてくださいな)
一が中庭を覗くと、一匹のきょうりゅうがシダを食べてる。
一は本当にきょうりゅうが来てくれたと喜び、きょうりゅうの元に
駆け寄って、一緒に学校へ行ってみんなに紹介したいと言うと
きょうりゅうは、こっちこそ仲間に紹介したいという。
一はその恐竜と一緒に駆け出した。
朝になって、お父さんとお母さんが一を起こしにくるのだが、
一はおらず、けれど暢気に「もう学校へいったのかしら」と
呟いている。
シダのかげに隠れたきょうりゅうの足跡と一の足跡も、
お母さんたちは気づかなかった。。。。。。
おわり。
お わ り 。
これで、終わりなんです!
えええ!!!???
これ、子供向けの本だよね?!と思わず次のページを探して
しまった。
本をチョイスしたのは私なんだけど、タイトルだけでとりあえず
借りて、きっと恐竜と仲良くなって楽しかった〜みたいな
話だろうと思ってたら、まさかの、そんなブラックなオチ。
でも、5歳児はとても素直で
「このあと、学校に行ってみんなに会ったんだよ」
と言ってたので、まあそれもいいのか。そういう解釈だって
きっと正解だろうし。
一はもう帰ってこないんじゃないかと思ったことは内緒にしときました。
著者もイラストレータも大御所な方なんだそうですね。
絵本ってあんまり作家さんで借りないので、絵本作家の名前を
覚えられないんだけど、(長新太と佐々木マキは私が好きでよく借りるw)
この人の本、ほかにも読んでみたくなった。
子供向けにこれ書くってすごいわ〜。