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2013/02/25 :: はぁv紅茶がおいしv(マイメロ風に)

友人の出産祝いの内祝いにもらったLUPICIAのバースデイ
ダージリンベースで、花びらがブレンドされてます。

!!$img1!!


ほんのり甘い匂いでほっこりv


さてさて。本腰入れて、楽園アンビバレンスをなんとか
しようとねってます。いろいろなアプローチでどこを
どう採用していいのか迷ってます。ちょっとダークな
ミステリー……書ききれるんでしょうか。読むのは得意
なんですけどね。。。


レス!!$more!!


24日

23時yuiサマ
はじめまして。ようこそいらっしゃってくださいました。
拍手、メッセージありがとうございますv
きょうの料理、韋駄天ラバーズお読みになってくださったとのこと。
私も料理BL大好きなので、とても楽しくかけました。韋駄天
ラバーズもなんとかしてあげなきゃですねー。亜希ちゃんが
乙女をいつ卒業できるか……。いつかは書いてみたいと
思ってます。


レス不要でメッセージくださった

24日14時mサマ(きょうの料理お読みくださってありがとうございます)

ありがとうございました
2013/02/24 :: 一日一レビューその5

日付が過ぎたので連投ですが、一応「一日一レビュー」ってことで。

さっそく行ってみます。

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恋は賢者の愚行/川琴ゆい華

★★★★★

えーっと……だって、ゆい華さんが恥ずかしいから
直接感想言ってくれるなっていうから(笑)

ええ!ええ!読みましたよ!読みましたとも!
自分の中の第二次BLブームになって初めて
自分のテリトリーにBLの単行本を招き入れましたw
(最後に買ったBL本は富士見シリーズのどれか……)

超久しぶりに商業BLを読んだので、いやあ、まあ
照れる照れる(笑)もう、テレテレすぎて耐えられず
一人、トイレの中で読みました。トイレなげーよw
もったいないと思いながらもあっというまに読み終わって
しまいました。(トイレからはよ出なあかんし)
読了のきゅんきゅんした気持ちがなんとも言えないです。
初め、ヒキニートのペットを飼うとの腰巻を見て一体どんな
愛玩ライフもんだ?!(軟禁とか首輪とかそんなイメージが
うっすら渦巻いてた^^;)ちょっと恐れていたんですが
そういうイメージではなく安心しましたwいや、よく考えたら
きっとそういう系は書かない……よね。

ダメダメヒキニート君(なんかこの前のレビューもそんな子
だったなw)と真面目な大人年上の恋愛模様なんですが、
まあ、甘い。甘いというか、甘やかし!
耳は掃除してもらうは、歯は磨かせるは、爪は切らせるは……
どんだけ甘やかすんだと思うほど甘い。けどそれがごく普通に
入ってくるっていうのがすごい。
あ、歯医者さんで一回歯磨いてもらったことあるんだけど、
確かにあれは気持ちがよかったw

二人の恋のキューピット、筧センセがまたイイんだ。
思わずセンセの恋も妄想しそうになりました、ごめんなさい。

ゆい華さんが「先生」になっても、横書きが縦書きになっても
やっぱり、ゆい華さんの文章は、ゆい華さんらしさがあって。
著者によって使いやすい言葉とか言い回しとかってあると
思うんだけど、その文章を読んで「この文章は○○のだ!」と
言えるほどたくさんの本をよんでるわけではないけど、
ああ、この言葉、この文章、ゆい華さんらしいなあ〜って
いうのが随所にあって、それが嬉しくて。
自分の中にふわっと降りてきて心地いいんですよねー。

あれ、レビューになっとらんな。愛を叫んだだけだw
2013/02/23 :: 一日一レビューその4

昨日のmemoでわたわたしてたんですが、

実は、火曜日あたりから、ちびっ子が夜だけ40度近い熱を出すという
ことをずーっと繰り返してまして……orz

2軒目の病院で抗生剤出してもらって、今は様子見なんですけど
流石に気が重いというか、ストレス溜まるというか。
昼間、お願いだから黙ってレベルで暴れてるのにな。
それがいかんのか(ー。ー;

おかげで私の鎮痛剤の量も増えまくりなのです。
飲みたくないんだけど、飲まないと一日以上死体だからな・゜・(ノД`)・゜・



そんなわけで、レビュー4はこれですv

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胡蝶の失くし物―僕僕先生/仁木 英之
★★★★☆

レビューするなら第一弾から書けよといわれそうですが
最近読んだのがこれなので、すんません。

こいつも、随分長いこと積みゲーされていた本ですが
積んで1年読んで1日でした。うん。読んだら早いんだよね
こういう本は。

第一弾が日本ファンタジーノベル大賞受賞作で、第一弾は
仙人「僕僕先生」と金持ボンボンニート君の淡い恋模様
のような、そんなような……と何とも言えない感じだったんですけど
途中から旅に出るんですよね。
そのあたりからファンタジーの醍醐味が出てきたかなと。
第三弾は割とファンタジーの王道っぽく(というほどファンタジー
小説を読んだことはないんですが)追うもの、追われるもの、
敵、味方みたいな要素が出てきて、シリーズの中では一番
楽しめた。


私は、長い地名とか難しい名前とかをあんまり覚えずに読むので
中国音痴でも全然楽しめますが、そういうのが気になる人は
読むのに苦労しそうです。

今現在、僕僕先生たちがどこにいるのかも怪しい……
南下してる、というのだけしかわかってないけど、それでも
楽しめる。
ってか、キャラ読み出来る人なら楽しめる話かな。


封神演義(フジリュー版の……っていうかそれしか
読んだことないんだけどw)とか、十二国記とか水滸伝とか
好きな人はきっと好きなんじゃないかと。
相変わらず適当なカテゴライズですが。
関係ないけど幻想水滸伝はめちゃくちゃ面白いですよね。
2013/02/18 :: 人生の分岐点

日付が変わろうとしている。

家の中は静寂。

冷蔵庫にはビール。


どうする、私!!!


1.危険な時間帯を考慮して諦める
2.ビールだけ飲む
3.この前買った柿ピー梅味、うまかったんだよな〜


どうなったかはまた後日w



そういえば、バレンタインでしたね。
(タイムラグありすぎのmemo)

クリスマスに、ケーキポップを作ろうとして、
材料が揃わず諦めたんですが、
バレンタインですらカラーチョコが手に入らず……

これだから田舎はヤダ><


仕方がないので、手作りキッドで、棒付きチョコを作りました。

!!$img1!!

テンパリング一切しない。チョコの温度測りもせず、湯煎も指
突っ込んで、よし大体50度くらい!とかいうもっすごいアバウト。


なのに、さすがキッド。上手くいくもんなんですね〜。

デコに時間がかかってしまい、気がついたら4時間くらい経ってた^^;

次こそ、ケーキポップを作りたい。ポケモンのマスターボールが
作りたいの(笑)



!!$img2!!

バレンタインなので、ハートのドイリーも作ってみました。
拡大しないで見てくださいw
小さいハートのモチーフは編み図を参考にしたんだけど
回りの飾りあみは、超適当にやったので微妙……

編み図考えれる人、ホント凄いなあ。
2013/02/18 :: 人生の分岐点

日付が変わろうとしている。

家の中は静寂。

冷蔵庫にはビール。


どうする、私!!!


1.危険な時間帯を考慮して諦める
2.ビールだけ飲む
3.この前買った柿ピー梅味、うまかったんだよな〜


どうなったかはまた後日w



そういえば、バレンタインでしたね。
(タイムラグありすぎのmemo)

クリスマスに、ケーキポップを作ろうとして、
材料が揃わず諦めたんですが、
バレンタインですらカラーチョコが手に入らず……

これだから田舎はヤダ><


仕方がないので、手作りキッドで、棒付きチョコを作りました。

!!$img1!!

テンパリング一切しない。チョコの温度測りもせず、湯煎も指
突っ込んで、よし大体50度くらい!とかいうもっすごいアバウト。


なのに、さすがキッド。上手くいくもんなんですね〜。

デコに時間がかかってしまい、気がついたら4時間くらい経ってた^^;

次こそ、ケーキポップを作りたい。ポケモンのマスターボールが
作りたいの(笑)



!!$img2!!

バレンタインなので、ハートのドイリーも作ってみました。
拡大しないで見てくださいw
小さいハートのモチーフは編み図を参考にしたんだけど
回りの飾りあみは、超適当にやったので微妙……

編み図考えれる人、ホント凄いなあ。
2013/02/17 :: 一日一レビューその3

そろそろ次の話というか「楽園アンビバレンス」の
プロットを練り練りしなおそうと思ってるんですが
どうもしっくりこなくて、なかなか手をつけられない。。。

そういえば、前もそれで挫折したんだったorz

いや、今度こそちゃんと書く。書くと決めたら最後まで。
これだけは譲れない自分の生命線みたいなもんなので、
頑張ります。



ちょこちょこ、レビュー楽しみにしてくださってる方も
いらっしゃるので、次はどの本にしようかと思ってたんですが
ちょっと方向性変えて、こんなの↓はどうでしょう。


!!$img1!!

フェルマーの最終定理/サイモン シン

★★★☆☆


学生時代に数学の教師が「ついにフェルマーの定理が証明された!」
と興奮気味に話してたんだよね〜。
300年以上誰も証明できなかった定理が証明されればそりゃ凄い
事なんだろうけど、当時は「ふ〜ん、そう。それで?」くらい
にしか思ってなかった。

ピタゴラスの定理、三平方の定理ってあるじゃないですか。

X2乗+Y2乗=Z2乗

っていうやつ。
300年前、フェルマーという数学好きの日曜数学家がいたんだけど
彼が、ふと思い立つんですよ。
2乗は成り立つけど、じゃあ他のべき乗ならどうなるんだって。

X3乗+Y3乗=Z3乗
の成り立つxyzはあるのか。

X4乗+Y4乗=Z4乗
の成り立つxyzはあるのか。
    ・
    ・
    ・
Xn乗+Yn乗=Zn乗
の成り立つxyzはあるのか。

結局フェルマーはnが2より大きい場合には整数解をもたない
(成り立つxyzは存在しない)
と結論づけるんだけど、ヤツは、自分の中で答えが
出たら、それでおしまい。
誰かの為にその答えを残すとか証明を記すなんてことしない
んです。よく、他の証明を解けたら破り捨ててたらしい。性格悪し!
おまけに、本の余白に

「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、
余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」


ってかきやがる。あほか!お前のせいでこの先300年も
お前の呪縛にとらわれることになるんだぞ!と。
あぶり出ししたら、証明とかでてきたらよかったのにね。

しかも、この定理を証明するのがえらい難しい。(らしい)
簡単そうに見えるのに難しいっていうのがまた数学者の
心をくすぐるみたいで、それから300年以上いろんな数学者が
チャレンジするんだけど、ことごとく失敗してくのね。
で、ついに現れるアンドリュー・ワイルズという数学者に
よって証明されることになるんだけど、本書はそれまでの
数学史を巡る物語と、ワイルズの証明までの軌跡が
なんとな〜く分かる本です。

今、耳に手を当てて「あああああ、聞こえない!」
ってやりたくなった人。
数学?無理無理、絶対読めないと思った人。
このmemoを閉じようとしてる人。

まあ、騙されたと思って読んでみてください。
すっごい時間かかるけど読めるから。
私は本を積み上げてから2年。読み始めてから3ヶ月かかりました(笑)
寝る前に、枕元で読んでたのがいけなかった。3ページで記憶が
なくなった日とか余裕であります。
新潮文庫夏の100冊のふろくがもう古すぎてもらえねえよ!って
状態ですが、楽しかったですよ。

中学生レベルの数学の知識があれば数式的な何かはクリア
出来るし、ホントにフェルマーの証明なんて難しすぎて
書かれてませんから、大丈夫です。


この本の中で一番心に残ったのは、二人の日本人数学者の話。
谷山=志村予想と呼ばれるある定理の予想を作った人たちなんだけど
谷山さんの方は若くして自害してしまわれるんですね。
その話を志村さんが語る件があるんだけど、まあ、なんて心を
ぐいっと別の方向にむけさせるのか(笑)

必殺火のないところに煙を立てる!腐女子万歳(着地点そこ!?)

なかなか手に取るのに躊躇しそうなところを含めて★3つで。
数学史、歴史モノ読んでると思えば楽しいかな。

2013/02/11 :: 一日一レビューその2

最近すっかり9時就寝4時起きが定着してしまいました。

でも、時々、うっかり夜ふかし出来たりすると嬉しくて
3時すぎまで起きてしまうので、危ない。。。

ケツが決まってる(6時半には切り上げないとマズイので)と
集中できるし、いいのかも。早朝からエロ書きもどうかと
思うけどw


勝手に一日一レビューしてます。

長いレビューなので、レスは次にしますm(_ _)m

次の本どれにしようかと思って、ちゃんとレビューしてなかった&
再読記念にコレ↓にしました

!!$img1!!

風が強く吹いている/三浦しをん

★★★★★

はい。風強です^^;
故障持ちの清瀬灰二が孤独な天才ランナー蔵原走に出会って
10人の素人集団で箱根駅伝を目指すという超ドリーム小説。
設定はドリームでも、素人がエンターテナーとして読むには
最高のストーリー。
初読みは去年の7、8月頃だったんですけど、
なんで今まで読まなかった私!馬鹿!と思えるほど凄い小説です。
この半年近くで4回読みました。読みすぎだろw
初めて読んで、立て続けにもう一度読み直し、3ヶ月ほどして
また読み直し、正月に箱根駅伝を見てまた読み直し……。
こんだけ再読に耐えうる小説ってすごいなあって思う。
何度読んでもドキドキ出来るんだもん。(いろんな意味でw)
初めて読んだとき、後半の襷リレー、レースの展開にハラハラ
ドキドキしました。そして読み終わって本を閉じた瞬間、何かが
気になりだし、確認の為、もう一度。

これ、なんか萌たりしないよね……?
これ、掛け算じゃないよね……?

……はい。見事にシフトしましたw
一度その目で見たらどう見ても灰二から走への愛の話にしか思えない。
さらっと読んでいたプロローグがもうすべてを物語っているというか。

というか、原作者からして、出発点が箱根駅伝見て妄想したBL
だから仕方ないと思うけど。

!!$img2!!

ここに元ネタが載ってるらしいですw
読んだことないんですが、読めば分かるらしいです。

まあ、単純にキャラ読みしても面白いんですよ。灰二のドSっぷり
とか走の天然ぷりとか。その他のメンバーもキャラがいい。

あと、書店でハードカバーを見かけましたが、あの表紙が
素敵すぎ。寝っ転がって読みたいので文庫本の方が好き
なんですけど、あの表紙は必見です。読み終わったら、絶対
見たほうがいい。
久々、読みながらテンションの上がる小説でした。


2013/02/11 :: 一日一レビューその2

最近すっかり9時就寝4時起きが定着してしまいました。

でも、時々、うっかり夜ふかし出来たりすると嬉しくて
3時すぎまで起きてしまうので、危ない。。。

ケツが決まってる(6時半には切り上げないとマズイので)と
集中できるし、いいのかも。早朝からエロ書きもどうかと
思うけどw


勝手に一日一レビューしてます。

長いレビューなので、レスは次にしますm(_ _)m

次の本どれにしようかと思って、ちゃんとレビューしてなかった&
再読記念にコレ↓にしました

!!$img1!!

風が強く吹いている/三浦しをん

★★★★★

はい。風強です^^;
故障持ちの清瀬灰二が孤独な天才ランナー蔵原走に出会って
10人の素人集団で箱根駅伝を目指すという超ドリーム小説。
設定はドリームでも、素人がエンターテナーとして読むには
最高のストーリー。
初読みは去年の7、8月頃だったんですけど、
なんで今まで読まなかった私!馬鹿!と思えるほど凄い小説です。
この半年近くで4回読みました。読みすぎだろw
初めて読んで、立て続けにもう一度読み直し、3ヶ月ほどして
また読み直し、正月に箱根駅伝を見てまた読み直し……。
こんだけ再読に耐えうる小説ってすごいなあって思う。
何度読んでもドキドキ出来るんだもん。(いろんな意味でw)
初めて読んだとき、後半の襷リレー、レースの展開にハラハラ
ドキドキしました。そして読み終わって本を閉じた瞬間、何かが
気になりだし、確認の為、もう一度。

これ、なんか萌たりしないよね……?
これ、掛け算じゃないよね……?

……はい。見事にシフトしましたw
一度その目で見たらどう見ても灰二から走への愛の話にしか思えない。
さらっと読んでいたプロローグがもうすべてを物語っているというか。

というか、原作者からして、出発点が箱根駅伝見て妄想したBL
だから仕方ないと思うけど。

!!$img2!!

ここに元ネタが載ってるらしいですw
読んだことないんですが、読めば分かるらしいです。

まあ、単純にキャラ読みしても面白いんですよ。灰二のドSっぷり
とか走の天然ぷりとか。その他のメンバーもキャラがいい。

あと、書店でハードカバーを見かけましたが、あの表紙が
素敵すぎ。寝っ転がって読みたいので文庫本の方が好き
なんですけど、あの表紙は必見です。読み終わったら、絶対
見たほうがいい。
久々、読みながらテンションの上がる小説でした。


2013/02/09 :: 一日一レビュー
きょうの料理への感想、拍手、ありがとうございます。
放置気味だったのに、見捨てないでいてくださった方が
いてくれたんだと思うととても嬉しいです。
レスはまた後ほど。

次のお話は、サイトで放置プレイされている「楽園アンビバレンス」
を書こうと思ってます。

いい加減放置は嫌だ(ToT)

ずっと気にしてはいたんだけど、なかなか書く気が起きなくて。

一度下げさせてもらいますが、連載開始とともにまた
アップしていきたいと思います(改稿もすると思います)


昨日も書きましたが、しばらくは本のレビューでもしていこうかと。
再読含め、結構あった。
一日では無理そうなので一日一レビューで紹介してみまっすv


あ、感想はあくまで個人的なモノです。参考程度にしてもらえれば
あと、基本的にBL本はありません。ありませんが、何もない
ところから想像するのは大好きですw




!!$img1!!


プラネタリウムのふたご/いしいしんじ

★★★★☆
いしいさん初読みだったんですが、なかなかよかったです。
プラネタリウム、ふたご、なんだか見過ごせないタイトル
だったので、本屋で見つけて即買。これも表紙買いっていう
のかな。まあ、私にしては珍しいですが、タイトルだけで
買ってしまいました。
大人の児童ファンタジーみたいな感じ?まあ子どもが
読めるのかよくわかりませんが。
どこの国なのか、時代はいつなのか、現実の世界なのか
架空の世界なのか、そういう情報が一切ないところが
読者を不安と不思議な世界へと導いてくれます。

村にある製紙工場の煙の所為で、村はいつも曇って星空も見えない。
そんな村にある唯一の娯楽施設がプラネタリウム、そこに捨てられた
双子、テンペルとタットルのお話。
成長して一人は手品師、一人はプラネタリウムの語り部に。
閉鎖した村にとどまったタットルと村を出たテンペル。
二人の辿る運命が優しく切なくて、胸がしびれました。

”だまされる才覚がひとにないと、
この世はかさっかさの世界になってしまう”

手品という嘘。プラネタリウムという嘘の星空。
それを嘘と知っていて楽しむ心意気が豊かな心を作るのかなあ……。
でも、優しさと残酷って紙一重だよなあ。。。っていうのが感想。
切ないです。あったかいけど、痛い。

”ひとはみな、うしろにまわした六本目の指を、
 ひそやかにつなぎあっているのです”

物語後半に出てくるんですが、六本目の指の中には
やっぱり嘘が握られていて、知ってるけどみんな騙されて
いたいんじゃないかと。

400ページ近くあって、結構長い方だと思うけど、
長編になれていればそれほど苦痛ではないかな。
ただ、前半、綺麗な描写が多く、まったりとした世界が続くので
読み応えを感じられない人もいるかも。

おんなじに分類していいのかよくわかりませんが
長野まゆみとか宮沢賢治とか好きなら読めそうです。

まったりとした時間を過ごしたい人に是非。
 
   
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